坊主頭にして、サプリを飲んで、それでも息子は「学校には行かない」と言った。言葉と裏腹な「体の本音」。

冬至が過ぎ、我が家で奇妙な現象が起きています。 息子の「言葉」と「行動」が、まるで正反対なのです。

親としては混乱します。 「どっちが本心なんだ?」と。 でも、よく観察すると、そこに「復活への狼煙(のろし)」が見えてきました。

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突然の「坊主」と「電車」

今日、息子が散髪に行きました。 帰ってきた彼の頭を見て、息を呑みました。 「坊主」になっていたのです。

野球部員にとって、坊主はただの髪型ではありません。 「戦闘服」です。 「もう一度やるぞ」という、無言の意思表示に他なりません。

しかも、彼はその足で「通学電車」に乗り、高校の近くまで行ってきたようです。 一番怖いはずの通学路を、自分の足でなぞる。 これ以上のリハビリがあるでしょうか。

テーブルから消えた「亜鉛」

さらに、妻がテーブルに置いておいた「亜鉛のサプリメント」。 「体にいいから」と置いておいた2粒が、朝になると無くなっているのです。 息子が飲んだのです。

引きこもって「どうでもいい」と思っている人間は、サプリなんて飲みません。 「もっと身長を伸ばしたい」「元気になりたい」 そんな「生への執着」がなければ、できない行動です。

それでも口では「行かない」と言う

ここまで行動しておいて、妻が「3学期から学校行くか?」と聞くと、彼は即答しました。 「行かない」

以前の私なら、「なんでだよ!坊主にしたじゃないか!」と怒鳴っていたでしょう。 でも今は分かります。これは「ブレーキ」なのだと。

もし「行く」と宣言して、当日行けなかったら? また親を失望させる。自分も傷つく。 そのプレッシャーが怖いから、口では「行かない」と言って、予防線を張っているのです。

親父は「目」を信じる

  • 口(言葉): 恐怖心からの「行かない」
  • 体(行動): 本能からの「行きたい(坊主・サプリ)」

この矛盾こそが、彼が今、必死に戦っている証拠です。 言葉は嘘をつきますが、行動は嘘をつきません。

私は、彼の「行かない」という言葉を聞き流し、ツルツルになったその頭だけを信じようと思います。 準備は整いつつある。あとはタイミングだけだ。

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