親父の奮闘記– category –
-
親父の奮闘記【第34話】息子の暴力に耐える俺は、酒乱の父に怯えた「あの日の少年」のままだった。「負の連鎖」に気づいた夜。
1月10日。俺は、自分の人生を揺るがす「ある事実」に直面し、スマホを握りしめたまま涙が止まらなくなった。 きっかけは、X(Twitter)でのあるインフルエンサーとの対話だった。息子の家庭内暴力、そして妻からのモラハラに悩む俺に、彼女はこう問いかけ... -
親父の奮闘記【第36話】「もう部活には戻らない」と告げた息子。その言葉の裏にある心理と、親父が仕掛けた「最後の賭け」。
3学期が始まって2週間が経った。始業式の日の「暴力」、翌日の「幻覚」。あの泥沼の開幕戦から、息子は奇跡的な粘りを見せている。 なんと、2週間、毎日学校に行っている。宿題はしていないが、そんなことは些細な問題だ。朝起きて、制服を着て、電車に乗... -
親父の奮闘記
【第39話】午後9時の帰宅。不登校からのV字回復か、それともただの遊び人か?妻から聞いた「引退」の二文字。
週末の興奮が冷めやらぬまま、月曜日の朝が来た。先週末、息子は高校の友人と連れ立って、隣県の地方都市まで出かけていった。若者に絶大な人気を誇るYouTuberグループのイベントがあったらしい。片道2時間以上かかる道のりを、自分たちだけで電車を乗り継... -
親父の奮闘記
震える手で資料請求したけど、結局渡せずにカバンに隠した。「親の期待」が重荷になる気がして。
先日、夜中にこっそりと請求した「通信制高校」の資料。それが今日、我が家のポストに届いていた。 会社から帰宅し、ポストを開けた瞬間、その分厚い封筒を見て動悸がした。「来たか……」 宛名は俺になっている。中には、俺が選んだ数校のパンフレットが入... -
親父の奮闘記
【第38話】V字回復の代償。週末で9万円…不登校の息子が「遊び」に使った金は「甘やかし」か「治療費」か。
1ヶ月前、我が家は地獄だった。壁に穴が空き、俺の身体には息子からの蹴りが飛び、息子自身は幻覚を見ていた。 あれから数週間。3学期に入り、事態は「V字回復」を見せている。息子は今、学校に行っている。それどころか、週末には片道2時間以上かけて街ま... -
親父の奮闘記
「友達の前では笑顔だったのに」その夜、息子は泣き崩れ、私に膝蹴りをくらわせた。
学校に行かなくなってから、ちょうど1週間が経った頃だった。「このまま部屋に引きこもらせていてはいけない」「早いうちに何とか手を打たないと手遅れになる」 そんな焦りばかりが募っていた俺は、野球部の監督から提案された「友達を家に招く」という荒... -
親父の奮闘記
【第44話】神様は覚悟を試す。555円の賽銭と、不登校の息子がくれた「9800円」の雪解けサイン
覚悟を決め、神前に誓いを立てた直後、人生は得てしてとんでもない試練を投げつけてくる。まるで「お前のその覚悟は、本物か?」と試すかのように。 吉日が重なる特別な日、私は地元の氏神様へ足を運んだ。「いかなる波風が立とうとも、私が家族のすべてを... -
親父の奮闘記
【第43話】「変えようとしない」が最強の回復策。空海の教えで気づいた、私が息子にすべき唯一のこと。
不登校から復帰したものの、頑なに部活(野球)には戻ろうとしない息子。 「学校に行けているだけで十分だ」と頭では分かっていても、心のどこかで焦っていました。 「どうすれば、あいつはやる気を出すんだ?」 「どう接すれば、また白球を追うようになる... -
親父の奮闘記
【第42話】甲子園ノーヒットの亡霊。息子に「呪い」をかけていたのは、18歳の私だった。
あるX(旧Twitter)の投稿を見て、私はスマホを持つ手が震え、涙が止まらなくなりました。 そこには、こう書かれていました。 「子供への過干渉の正体は、親自身の『インナーチャイルド(成仏していない子供時代の自分)』ではないか?」 その言葉が、私の... -
親父の奮闘記
【第41話】「それを捨てろ」友の命令と、謎の坊主頭。不登校の息子が隠す本心とは。
最近、息子が地元の友人から心配そうな顔で「おまえ、なんかヤンキーみたいになったな」と言われました。 否定はできません。 格闘技の真似事をして身体を大きく見せたり、おもちゃのタバコ(シーシャ)をふかして煙を吐いてみたり。 それは、不登校という...