俺の人生において、叶わなかったことは今のところほとんどない。
「運が良かっただけだろ?」 そう言われるかもしれない。でも、俺自身は運だとは思っていない。 これは「思い込み」の力だ。
自己啓発本にあるような「思考は現実化する」なんて綺麗な言葉じゃなくていい。 ただ、俺は昔から「思ったこと」が数年後には必ず形になってきた。
今日はそんな、俺の人生の根底にある「思考の現実化」と、今まさにぶち当たっている「人生最大の壁」について書いてみたい。
「行きたい」ではなく「ここで野球をする」
高校時代、俺は甲子園に出場した。 母校は、いわゆる「名門」と呼ばれるような強豪校ではなかった。初出場の高校だ。 それでも、俺はキャプテンとして、4番バッターとして、あの聖地の土を踏んだ。
中学生の頃、テレビで甲子園を見ていた時のことをよく覚えている。 多くの球児が抱くような「甲子園に行きたいなぁ」という憧れではなかった。
不思議と、「俺はここで野球をするんだろうな」という、妙に冷めた、しかし確信めいた予感があったのだ。
そして数年後、それは現実になった。 グラウンドに立った時、湧き上がってきたのは「嬉しい」という感情よりも、キャプテンとしての重圧や責任、周囲からのプレッシャーだったけれど。 それでも、あの予感は間違いなく現実のものとなった。
夜勤のサラリーマンから、年商1億の経営者へ
社会人になってからも、その「思い込み」の力は健在だった。 かつての俺は、夜勤もこなしながら、しんどい仕事を続けるただのサラリーマンだった。
それでも、泥臭く副業でもがきながら、頭のどこかでこう思っていた。 「いつか俺は社長になる」
そして今。 俺は父が代表を務める会社の役員として、実質一人で30人近くの従業員を動かしている。 年商は約1億円。利益も会社の分と自分の分を合わせて7,000万円ほど残せるようになった。
社員教育でも、俺は自分の「思い」を徹底させる。 「まずは俺の言った通りに動いてみてくれ」 それぞれがバラバラに動いていては、何が正解で何が間違いか判断がつかないからだ。 俺の思考を組織に浸透させることで、結果を出してきた自負がある。
人生最大の「思い通りにならない」存在
そう、自分の仕事も、スポーツも、これまでは「思い込み」と行動で現実を変えてこれた。
だが今、俺の前には大きな壁が立ちはだかっている。 息子の不登校だ。
部活にも行かなくなり、野球そのものを辞めてしまいそうな息子。 社員なら俺の指示で動かすこともできるが、我が子となるとそうはいかない。
人の心、特に思春期の息子の心を動かすことが、これほどまでに難しいとは。 ビジネスや野球のように、俺がバットを振れば飛ぶわけでも、俺が指示を出せば動くわけでもない。 正直、焦りもある。
それでも、俺は信じている
しかし、ここまで書いてきて改めて思う。 俺の最大の武器は「思い込み」だ。
現状がどれだけ厳しくても、俺の頭の中にはある光景が浮かんでいる。 息子が俺の母校で、あのユニフォームを着て、甲子園を目指して戦っている姿だ。
「そんなの上手くいきっこない」と笑うだろうか? でも、俺が甲子園に出た時も、サラリーマンから経営側になった時も、最初は誰も信じていなかったかもしれない。俺以外は。
人を動かすのは難しい。それは痛いほど分かった。 それでも俺は、この「思い込み」だけは捨てない。 これが俺の現実を作る最強のツールだと知っているから。
息子よ、親父の「思い込み」はしつこいぞ。 覚悟しておけ。
※「思い込み(ビジョン)」は持ちつつ、最悪の事態への「リスクヘッジ(保険)」も忘れないのが経営者の鉄則だ。俺が用意している「プランB」はこれだ。
⇒リスクヘッジとして親父が隠し持つ「プランB(お守り)」の正体

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