崖っぷち家族に起きた正月の奇跡。4人中3人が「大吉」。神様が不登校の長男にくれたメッセージとは?

新年、あけましておめでとうございます。 2026年が始まった。

正直、我が家の年明けは「どん底」からのスタートだった。高1の長男は不登校で、留年か転学かの瀬戸際。中1の次男は、強豪チームの厳しい練習とプレッシャーで疲弊気味。そして俺たち夫婦も、昨年末の暴力騒動で心身ともに削られていた。

「今年はどうなるんだろうか」

不安を抱えながら、家族4人で初詣に向かった。長男が「行く」と言った時点で、正直驚いた。数日前まで部屋から出てこなかったあいつが、着替えて玄関に立っていた。それだけで、俺と妻は目を見合わせた。

参道は思ったより混んでいた。長男は終始無言で、フードを深く被っていた。人混みが苦手なのか、それとも久しぶりに外の空気を吸って緊張していたのか、俺には分からなかった。それでも、列から離れることなく、最後まで一緒に並んでいた。そこで、信じられないことが起きた。

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震えた「おみくじ」の結果

「せっかくだから引こうか」

家族4人で引いたおみくじ。その結果を開いて、俺は鳥肌が立った。

母(妻):【大吉】 長男(高1):【大吉】 次男(中1):【大吉】 父(俺):【吉】

なんと、4人中3人が「大吉」。確率的にあり得ない。しかも、それぞれに書かれている言葉が、今の我が家の状況をあまりにも正確に言い当てていた。

妻は紙を持つ手が震えていた。次男は「マジで?」と何度も同じ紙を読み返していた。長男は無言だった。でも、いつもならすぐにスマホをいじり始めるあいつが、その時だけは紙から目を離さなかった。それだけで、俺には十分だった。

長男へのメッセージ「祈れば治る」

一番震えたのは、不登校の長男の【大吉】だ。そこにはこう書かれていた。

『一生懸命やれば叶う』 『病気:信心せよ。治る』

今は部屋に籠もり、学校に行けていない彼。でも神様は、「お前は終わってない」と言ってくれた。「動き出せば、必ず道は開ける」という、これ以上ない強力な許可証をもらった気がした。

次男へのメッセージ「今日は楽しいお祭り」

野球で悩み気味の次男の【大吉】には、こうあった。

『今日は楽しいお祭り』

ハッとした。彼は今、勝つことや上手くなることに必死で、野球を「苦行」にしてしまっていたかもしれない。「もっと楽しめ。野球は祭りだ」。そう神様に肩を叩かれたようで、次男の顔も少し緩んだ。

父の「吉」は、家族を支える土台

唯一「吉」だった俺。内容は『雪解け』と『春の到来』。そして『焦らず時を待てば、人の助けで叶う』。

これも納得だ。3人の「大吉(主役)」たちが暴れまわるのを、土台となって支えるのが今年の俺の役目なのだ。自力でどうにかしようと焦らず、流れを信じて待つ。昨年末に学んだ「待つ勇気」を、神様も肯定してくれている。

その熱は、正月三が日で冷めた

ここまでなら、綺麗な話で終われる。でも、正直に書く。

このおみくじの興奮は、長くは続かなかった。正月休みが終わりに近づくにつれ、長男はまた部屋に籠もる時間が長くなっていった。「3学期から学校へ行く」というあの日の空気は薄れ、我が家にはまた重苦しい日常が戻ってきた。

「大吉」が出たからといって、現実の時計の針が早送りされるわけじゃない。おみくじは魔法の杖じゃなかった。

それでも、あの日引いた紙切れの意味は消えなかったと思う。神頼みで問題が解決するわけじゃない。でも、「終わってない」「治る」「祭りだ」という言葉を家族4人で確かに見た、あの瞬間は消えない。現実が思うように動かない日が続いても、あの日のおみくじを思い出すたびに、俺は「まだやれる」と自分に言い聞かせることができた。

正月明け、また部屋に籠もる長男を見て、俺の中で「不安」という名の猛獣が暴れ出しそうになった夜もある。「見守る」のか「放置」なのか、その境界線が分からなくなって眠れない夜もあった。でも、あのおみくじを引いた日の記憶が、かろうじて俺を踏みとどまらせてくれた。「大吉」が出たから安心したんじゃない。あの日、家族4人が同じ紙を覗き込んで、一瞬でも同じ方向を向けたという事実が、俺の支えになっていた。

ただの紙切れかもしれない。それでも、崖っぷちだった家族が、あの日だけは同じ方向を向いて笑えた。それだけで十分だったのかもしれない。

2026年、崖っぷち家族の「復活」と「逆襲」を、ここに見守ってくれる皆様に誓います。今年もよろしくお願いします。

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